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IKI

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玄関をあけると目にとびこんでくる鮮やかな朱赤。
金沢の旅館に一目惚れした夫妻の、
和モダンな世界に引き込まれます。

土地を離れる決意

Webデザイナーの旦那様と都内で会社員をされている奥様。
緑茶の香りが似合う居間で、K夫妻こだわりのお住まいについて伺います。

新築マンションと中古マンション、両方を視野に入れて、新しい住居を探していたというK夫妻。様々な物件を見ていくうちに、自分たちが求めている空間は新築マンションでは探すことが出来ないと感じ、自ら創っていくリノベーションという選択をしたといいます。

物件探しは、数社に問い合わせをし、物件紹介からサポートしてくれる会社を選んで開始。その中で、nuを含めた2社に絞って探していました。

物件探しの条件は都心に出やすい立地。元々杉並区に10年程住んでいた旦那様は、住み慣れた土地を離れる決心がなかなかつかず、杉並区で物件を探していました。しかし、杉並区で希望に合う物件をみつけるのが困難だという現状に突き当たります。

そんな状況に肩を落していたところ「理想の空間にあう物件を探すためには、検索範囲を広げられてもいいのでは」というnuの仲介担当者の助言。理想とする家のベースとなる居住空間だからこそ、納得のいくものを選びたい。リノベーションを最優先した物件探しでした。そこで、杉並区にこだわらず、範囲を広げて探すことを決意。辿り着いたのが、江東区にある運河のほとりに佇む今の物件でした。

nuで物件の仲介からリノベーションをすると、他社と比べ仲介手数料が数十万円も違うということも大きな理由となり、物件購入からリノベーションまでお手伝いさせて頂くこととなりました。中古マンションに対する不安、耐震基準やローンなど、担当者が一つ一つスムーズに解決していってくれたことも安心感に繋がったといいます。

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テイストを覆す、粋な出会い

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実は旦那様はもともとミッドセンチュリー系の家具が似合うようなシンプルな空間がお好きでした。以前のお住まいもイームズをはじめとしたインテリアで揃えられていたといいます。

そんな夫妻が昔二人で訪れた、金沢の老舗旅館。
約四世紀に渡って愛され続けている旅館の、伝統を守りながらもモダンな装いの空間は夫妻に衝撃を与えました。
朱赤・藍色で構成された和モダンな空間が忘れられず、リノベーションで新しく創り上げる住まいのイメージとして、ずっと夫妻の胸に残っていたといいます。

そしてはじまったプランニング。思い出の旅館をイメージした大胆な空間設計は、滞ることなくスムーズに行なわれました。間取りのご希望は、水廻りを集約させて、土間や居住空間を思い切りとること。将来家族が増えても、もう一部屋分のスペースがあるので安心です。

玄関土間の朱赤や、小豆色のナラフローリング、お抹茶色の洗面の壁色など、配色については悩むことがなかったそう。

最もこだわった箇所は、紙障子の桟(さん)の大きさ。小さめにすると純和風になってしまい、絶妙なバランスが必要でした。2メートルの高さの障子を三分割し、あえて大きめのスクエアにしたことで、和モダンな空間を演出しています。

古きをまもり、本物にこだわる

井草が香る琉球畳のモダン居間。
夫妻が一番よく使う、くつろぎの場所です。畳のお手入れは手間がかかるため、今では樹脂加工された畳もみかけますが、夫妻は本物にこだわりました。

「長く使うものだから、本物・素材にこだわりたいんです」

その言葉からもわかる通り、家中を見渡すと、厳選されたインテリアが目に留まります。

ダイニングにしっくりと馴染む、大きな十六角形のテーブル。信頼のある老舗家具屋さんに特注で作ってもらったものです。部屋の写真を見せて、「この空間に合うものを」とオーダーすると、「是非」と家具職人さんも張り切って引き受けてくれました。
ダイニングテーブルとワークデスクの椅子、居間のちゃぶ台も、この部屋のためだけに作った、世界に二つとない一点ものです。

玄関に慎ましく並べられた二足の下駄、備長炭が飾られた花瓶は、旦那様の地元、大分で購入して持ってきたもの。
他にも、金箔で覆われた居間の掛け時計や、シルバーで統一された調理器具は洗練された美しいデザイン。

「時計も鍋も入居当初は、ずっとなかったんですよ」と笑いながら話す奥様。
色々なものを見てまわり、その場所に合うものが厳選された、小物や家具へのこだわりが徹底している空間です。

そんなK夫妻が、家で過ごすお気に入りの時間は、食後に琉球畳の居間で晩酌をする時間。運河に面した大きな窓からは月明かりが差し込み、二人でまったりとくつろぎます。

「どこにでもある、なんてことない古いマンション。でも、その一室の中身は外観とは想像もつかないような部屋になっている。そのギャップって、すごく面白くないですか?」と、旦那様。

伝統の装いと慣れ親しんだ生活様式のほどよい接点で、ジャパニーズリノベーションをしたK夫妻のお宅。感性を大切にする夫妻の日常は、凛とした空気が流れる粋な住まいから紡ぎ出されています。

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