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Scenes

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無垢の木や、コンクリートなど素材そのままを活かしたつくり。
そこにイラストや写真集、こだわりの照明などがバランス良く飾られ、
まるでNYのアーティストが暮らすアトリエハウスのような印象を受けます。

Scene.1 探訪

東京都渋谷区。大通り沿いから少し入った場所にある、ヴィンテージマンション。そこがY一家のお宅です。
ご主人、奥様共に教育関係の企業に勤める会社員。そして昨年生まれた1歳半の息子さんの3人家族です。以前は、夫婦で渋谷区の賃貸のマンションに暮らしていました。奥様の妊娠が発覚し、家を購入しようと決意したY夫妻。最初は新築マンションも見ていましたが、希望の渋谷区では見つかりませんでした。また、周辺の保育園にもなかなか入り辛いということもあり、それならば保育園の待機児童が少ない、自分たちの希望のエリアで手に入る中古マンションを購入してリノベしようと考えたそうです。
そんなタイミングで、年に1回開催されているリノベーションEXPOの告知を見付けた奥様。開催場所も近かった事から、ご夫婦で参加したと言います。2社のセミナーを聞き、リノベ経験者が
楽しそうに語っていたのが印象的だったのと、打合せの回数に制限のないという点が気に入り、nuにリノベーションをお願いすることにしました。いよいよ物件探しがスタート。10件程内見をしましたが、なかなか良い物件に出会えず、「一旦やめようか」という話にもなったと言います。しかしnuアドバイザーから、一度内見した物件を改めて勧められたYさん。「希望のエリアで、この金額でこの広さの物件はなかなか出て来ませんよ。しかもベランダが通り向きではなく川に面しているので、リノベーションでリビングをベランダ向きにすれば、より開放的になり気持ちが良いですよ。」とリノベーション後の生活のイメージを伝えてもらった事で考え直し始めたそう。「妊婦だった私にカイロを差し出してくれたり、こちらがビックリする程、良く気が付く方でした。どんなワガママも嫌な顔せずに聞いてくれたので、そういう方が言うのだから間違いないと思って。」と奥様。そのマンションは、良く日が差す場所でベランダも広く、前の居住者の方が早く手放したいという理由で、値段の交渉も成立したのだとか。条件のひとつであった保育園も近くにあり、そこならばすぐに入園出来そうでした。そして、渋谷区にある71㎡のこの物件の購入に至りました。

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Scene.2 編集

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いよいよ設計がスタートしたYさん。週に一度、週末に打合せ行い、着工する前の週などはさらに平日の夜にも打合せをする程の熱の入れようだったとか。明るいキッチンにしたい、玄関から寝室まで風通しを良くしたい、とやりたいことは盛りだくさん。
ご主人は、本格的なイラストを描いたり、音楽も好きで、DJの機材をお持ちだったりと多趣味。そのため、ゆっくりと腰を据えて制作活動が出来る、自分専用のアトリエのようなスペースを造り
たいとも考えていました。空間のイメージは、NYのアーティストが住んでいそうな、コンクリート現しの天井や壁に、ざっくりとした印象のフローリング、そして黒い格子の窓。そんなラフな空間
に飾られるオリジナルのPOPなアート。何よりもそういう家の雰囲気にしたいと、ご主人はNYのリビングが特集された写真集などを持込んでデザイナーに伝えました。そんなYさんにデザイナーが提案したのは、タテの動線を活かした1LDK+アトリエプラン。
プランに付けたリノベーションコンセプトは「Scenes」。家というひとつの空間の中で、絵を描いたり、お子様とのんびりしたり、ご夫婦で料理を作ったり・・・様々なシーンがひとつの空間
で連続していく…そんなプランが完成しました。
玄関を開けると広々とした玄関の土間スペース、そして目の前にはブラックの窓枠付きの小部屋。その3帖程の小部屋がご主人のアトリエです。アトリエから一段上がると、開放的なダイニングキッチン。一直線に無垢のオークが敷き詰められたラフな雰囲気です。キッチンは壁付けにしつつも、L字型で広く明るい印象です。
予めレンジやトースターの大きさを計り、ぴったりに収まるように木の台を真ん中に取付けました。
そしてダイニングから一段下りた一番奥には、ギャラリースペースを兼ねたリビング。大きな梁を利用して、梁の下にピクチャーレールを取付け、ご主人の作品を飾っています。
土間からリビングまでのその全ては直線上で完結。また、壁一枚挟んだ反対側の、水廻り~ウォークインクローゼット~寝室間も直線上に動線動線を設け、ホテルのように機能的な空間を実現させまし
た。そしてご夫婦共にインドア派ということで、ずっと家で過ごしていても、気持ちの良い風が通り抜ける様な計画が、家の随所に表れています。ご主人のアトリエは、壁で完全に仕切ってしまうと、作業に集中している時には家族とのコミュニケーションが取り辛くなると考えたデザイナーは、内窓付きのアトリエを提案しました。視線が抜けながらも、自分だけのオフィスのような寛
げる雰囲気の空間です。「棚も作業台も、造り付けて頂きました。棚には何を置くか予め細かく決めていたので、考えていた通りにものを収納出来て、今でもまだスペースに余裕があります」とご
主人。そして、寝室にも内窓を取付け、ベランダからの日差しや風が入るようにしました。さらに、生まれたばかりの息子さんが将来大きくなったときのために、リビングの一部を仕切って個室を作
れる様に、そのスペースも予め確保しています。
設計中に苦労したことは、「このマンションは、家の中に温水器を置かなければいけないんです。冷蔵庫のような大きさなので、家のどこに配置しようか悩みました」とYさん。最終的には、元々
納戸の横にあった温水器を洗面スペースに移動させることで、冬場の寒い時期も周りにいるとあったかくて正解だったとか。(笑)
また、”梁”の存在も、Yさん夫妻を悩ませました。
「キッチンに少し大きめの梁がありました。冷蔵庫がそこに収まるか不安でしたので、タテヨコのサイズだけ聞いてフリーの3Dソフトを使ってちゃんと収まるか試したりしました。」とご主人。そういった、ご自身での陰ながらの努力も報われ、全てがピッタリ収まったご自宅が完成しました。

Scene.3 誕生

完成後、初めて家に足を踏み入れたとき、ある種の達成感のようなものを感じたとか。
「デザイナーの方に沢山ワガママを聞いてもらいながら、自分も一緒につくっているという気持ちがあったので達成感は一入でした。」とご主人。実は、息子さんは設計の打合せ期間中に生まれたため、打合せが出来ない期間や、ご主人が1人で打合せに臨んだ期間もありました。そんな時は奥様はスマートフォン越しに打合せに参加したりと今思えば苦労したことも沢山あったのだとか。3月から始まった打合せは、気がつけば6月も終わろうとしていました。「打合せ回数に制限のないnuさんにお願いして良かったです。制限があったら家は完成しませんでした(笑)」とYさん。
ただ、壁の塗装はDIYでと決めていたYさんは、「これから壁塗りが待っているのか…」と不安にも感じたとか。しかし、完成後に訪れた際に、職人さんが塗ったのかと間違える程のキレイな塗装にスタッフ一同驚きました。また、壁の塗装だけでなく、玄関のシューズボックスやコート掛けなどちょっとしたところは既製品とうまく掛け合わせてDIY。完成度の高いオリジナルのアイテムを造っていらっしゃいました。リノベ後は、「前に住んでいた家よりも、リビングが広くなり、心のゆとりが出来ました」とご主人。何か作業をする際に、モノをどかしたり、椅子を置くために何かを片付けたり・・・
そういった動作がなくなったことで、家の中で色んな気持ちの切り替えがスムーズに出来るんですとのこと。「以前は家で見ることのなかったシーンが、家の中で見られるんです」と、ふんわりと語って頂きました。

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