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やさしい時間

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落ち着いた色味の中に、楽しいイロが “ぽん・ぽん” と散りばめられたイエ。
無垢フローリングや小上がりスペースの畳、素材感のある塗装仕上げの壁などが合わさって、N一家にしかない唯一のイエに仕上がりました。

翌日には「買います」という連絡を担当アドバイザーにしていたと言います。

田園都市線、二子玉川駅。
駅から桜を愛でながら10分程歩くと、Nさんのお宅が見えてきます。ここに暮らすのは、Web関連の仕事をしているご主人とアパレル業界で働く奥様、そしてまだ小さい息子さんの3人家族。
N一家は横浜の戸建賃貸に1年程住んでおりましたが、周囲の友人や同僚が続々と家を購入し始めたことをきっかけに「自分たちもそろそろ…」とマイホームについて真剣に検討し始めます。最初こそ新築の戸建を中心に検討しますが、希望する横浜や都内では予算が合いませんでした。そこで新築マンションのオープンルームにも足を運んでみましたが、どの部屋も似たような間取りで、その中で生活するイメージが想像できなかったと言います。
そんな時、中古マンションをリノベーションして住むという選択肢があることを知ります。「中古マンションを自分たちのライフスタイルに合わせて改修出来るのならばリノベが良いかも」と、中古を買うという選択肢を選んでからは、毎日のように物件をチェックしたというご主人。「やると決めたらとことんのめり込むタイプなんです」ときっぱり。物件のエリアは、ご主人の職場である渋谷と奥様職場の横浜に通勤しやすい東横線エリアで探していました。しかし、希望エリアではなかなか良い物件に出会えず、思い切ってエリアを広げることに。すると丁度良く、二子玉川に条件に近い物件が浮上しました。
インターネットで見つけたnuには、相談会の前に直接物件の案内を相談。気になっていた二子玉川の物件をnuのアドバイザーに伝えると「それでは明日見に行きましょう」とすぐに手配をしてくれたのだとか。内見当日は大雪。電車のダイヤも大幅に乱れており、今日は止めておこうかという気持ちもありましたが、そこは人気の二子玉川でたまたま出た物件。
「もし売れてしまったらどうしようという想いの方が強くて、雪への不安よりも行動していました」とNさん。当日は、回り道をしつつも無事に着くと、駅からマンションまでの道は雰囲気も良く、家の窓からの景色も抜群でした。「日当りは最高で、富士山も見えたんです。」その日にもう1件内見に行きましたがやはりこの二子玉川の物件が自分たちの雰囲気にマッチしており、その日の内に家族会議で決定。これから家族が増えても対応出来そうな71平米の広さ、そして惜しむ事なく思い切り改修できる築37年のマンション。
翌日には「買います」という連絡を担当アドバイザーにしていたと言います。

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リノベ+手作り=愛着

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将来的に家族が最大4人になることを想定し、いずれは2LDKか3LDKにしたいと考えていたNさん。それでも、個室は寝室として使うように最小限のスペースと割り切って、家族の時間を大切に過ごしていけるよう、LDKを開放的でオープンにしたかったと言います。
一番のポイントはキッチン。ご夫婦共に料理が得意というN夫妻は、来客の際にはお二人で腕をふるってもてなすのだそう。特に、元飲食店で働いたこともあるご主人は、作業しやすいステンレスの天板でフラットな対面カウンター付きのキッチンにしたいというこだわりがありました。そんなN一家にデザイナーが提案したコンセプトは「やさしい時間」。
家族や友人たちと気の置けない、あたたかい時間を過ごし創りあげていくという空間のご提案です。将来的に2~3LDKに出来るように計画しつつも、今はまだお子様も小さいため空間を目一杯に使える1LDKでプランニングしました。Nさん宅は、玄関を中心に左右に空間が伸びる間取り。玄関には、奥様ご自慢の靴コレクションがずらりと並びます。
右手を廊下に沿って進むと、入口が2つある家族の寝室とクローゼット。今は1つの空間ですが、お子様が大きくなったら2つの部屋に仕切って使う事が出来るよう計画されています。
左手に進むと、約14畳のリビングダイニングと、こだわりのオープンキッチン。廊下からずっと続く無垢フローリングは、「ベンチーク」という変わった素材が敷かれています。nuでもリビングの床は無垢のフローリングにする方が9割以上ですが、その中でも大変珍しい素材です。ベンチークは、材木屋さんでも常に在庫が少ない希少素材で、Nさんは見た途端にその雰囲気の良さに心を奪われたと言います。
nuでも初めて使用するその素材は、打合せ時に確認した所、たまたま在庫のストックがあったそう。「デザイナーさんに、頼むなら今です!今日明日にでも決めて下さい!と言われて焦りました(笑)」とご主人。無事に発注できたそのベンチークならではの肌触りは、裸足で歩くと素材の良さに大満足とか。また、こだわりのキッチンは既成のシステムキッチンと最後まで悩んだ結果、最終的には自分たちが使いやすいようオリジナルで造作。ご主人・奥様共に背が高いので、通常は80㎝の高さのキッチンを90㎝にオーダーしています。それによってストレスも無くなりとても使いやすくなったとか。無垢の木製フレームで造られたシンプルな設計で、内側には家電や調味料などをサッと置く事のできる棚と食洗機をイン。天板は90㎝幅のオールステンレスで仕上げました。
そこで朝の簡単な食事や、人が来た時にはカウンターに座ってもらって会話を楽しみながらもてなすとか。「今日もこれから友人を招いてパーティーなんです」とお二人。そんな会話の中で気になったのは、お茶を淹れて下さる奥様の後ろにある、お引き渡し時には無かったバックカウンター。「イメージ通りのバックカウンターが欲しかったのですが、どうしてもここだけコストが合わなくて。それなら自分たちで造ろう!と決めました。」と言うご主人。今までDIYは未経験だった言いますが、そんなことを微塵も感じさせない仕上がりです。
「ネットや本で調べて造ったのですが、完全に自分の造りたい理想そのものの作り方というのは載っていないので、試行錯誤で設計して作ってみたものの、何度も失敗しながらやっと完成しました。切りそろえて組み立ててみると、ここ切っちゃダメなところだった!とか普通にありました(笑)」と調べるのが得意なご主人でも大変だったことが伺えます。
バックカウンターの横にも、足場材を並べて天板にし、足の部分だけ別で購入したという2つ合わせればダイニングにもなるカウンターデスク&ベンチ。こちらもご主人の力作で、空間にもぴったりでとても使い勝手が良さそうです。親子で並んで座って、会話を楽しむ姿がとっても微笑ましく印象的でした。
珍しいベンチークのフローリングに、こだわりのキッチン、そこにご自身で手を入れた箇所があるからこそ、本当にこの家に愛着が湧いていると感じがとても伝わる空間でした。

やさしい時間の正体

引き渡しの時には、「やったー!」という感動と同時に、これからDIYで棚造りやらをしなくてはいけないという、期待と不安が押し寄せてきたというお二人。(笑)
壁塗りから棚作りまで、そんな不安があったようには思えないほど素敵に完成されて、とても楽しそうに暮らされていました。
「引越し後は、とにかく帰るのが楽しみになりましたね。新築では手に入れることの出来ない”自分の家”という感じが出せて心地よいです。」とご主人。N一家がお住まいのエリアは、砧公園をはじめとした公園も多く、商業施設も開発中で子育てしやすい地域だと感じているという奥様。
「私は職業柄土日のどちらかは仕事。なので家族全員が休日の日に、朝日がたっぷり差込むダイニングで3人揃って朝食を食べている時が一番幸せです」とにっこり。ご主人の幸せな瞬間は「キッチンが本当に使いやすくなったので、もくもくと無心で料理をしている時が幸せですね。最近は子どもが小さいということと、棚造りに忙しかったのであまり出来ていませんでしたが、これからDIYも料理も同じくしていきたいです!」との意気込みを語ります。そんなご主人ですが、これからはベッドも自作する予定があるとか。まだゆっくりと料理を楽しむには時間がかかりそうですが、今はお子様と楽しく触れ合ったりする日々を大切に、時々DIYという日々が合っているのかもしれません。
そんなN家に流れるやさしい時間は、家族全員で過ごすかけがえのない時間でした。

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