isuのie

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二人が選んだ、「戸建」に住まうという選択肢。マンションとは異なる空気感や建物の構造は、リノベーションの新たな可能性を感じさせます。
様々な素材を違和感なく組み合せ、心地よい光と風が通り抜ける、仲良しなお二人のお宅です。
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内も外も自分たちらしく

千葉県、流山市。最寄り駅から徒歩圏内の住宅街に、周りとはひと味違う外観。ここに住まうのは、プロダクトコンサルタントのご主人と、プロダクトデザイナーの奥様です。以前は江戸川区の賃貸で暮らしていたお二人は、将来家族が増えることを想像した時に持ち家があった方が良いなと考えたそう。以前の住まいもそこそこの家賃だったので、そこに住み続けるよりは早く家を買ってローンを払う方が良いのではと決心されたとか。早速物件探しとなったときに、一番こだわったポイントは戸建であるということ。二人とも実家が戸建ということもあって、戸建に暮らすという方がイメージがつきやすかったそう。「マンションは気密性は高いけれど、空気が留まらず流れているような戸建の雰囲気の方が好きなんです。」と奥様。またマンションは購入しても、自分で中も外も全て変えるということは難しいという点も気になっていました。外観が気に入らない場合でも個人の意見はすぐに通らず、管理費を積み立てたり修繕積み立てをしたりしても、いつ改修されるのかわからない。でも、戸建なら自分たちで修理のタイミングなどのさじ加減が調整出来るということが二人にとって一番重要なポイントでした。他の条件は、周辺環境が静かで落ち着いていて、ゆったりと暮らすために100平米以上の広さが欲しいということ。当初は中古の建売り物件も見ていたのですが、結局は既製品の組合せなのでなんだかピンと来なかったと言います。お二人は、都内では予算に合う物件がなかなか見つからなかったため最初から千葉・埼玉も検討していました。nuのことは家の購入を考え始めたときに奥さんがネットや雑誌で調べて候補に。細かいところまでこだわりたかったので、設計の打合せ無制限ということと、HPに掲載されている施工事例の写真を見て「ここなら私たちに合うかも!」と決めたそう。昨年11月頃に個別相談会に参加をし、その場ですぐに物件探し。東部線沿線沿いで5件ほど絞って内見をしました。最終的に決めたお宅は、“一応” リストに追加していた物件。最初は、築年数も経っているし、夜は駅前が暗くてちょっと怖い…と内見を後回しにしていたんだとか。しかし、他のどの物件を見てもピンと来なかったのに、最後の最後でこの物件を見たときに他とは違う何かを感じたと言います。「テラスも広いし、何よりも元々の物件が変わっていました。壁がほとんどなくて、最初からスケルトン状態のような感じ。これならより自由に計画出来るんじゃないか!と思いました。あと、鉄骨が見えているのも良かったですね。」年末ギリギリで契約したというY夫妻。実はこの物件、元々プライム建築設計事務所が設計していた注文住宅だったのです。「巡り逢いですよね。こういう個性的な物件を探しても今後はなかなか出て来ないだろうと思いました。ここで諦めて、万が一誰かに買われたら絶対後悔すると思って。」とご主人。2階建て、116㎡のこちらがお二人の新居となりました。

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二人が面白い!と感じた鉄骨がむき出しのデザインはそのまま活かした。
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1Fと2Fは吹き抜けで繋がり、光と風が一カ所に留まらぬよう配慮。

時間をかけて手に入れた居心地

家を購入しようと意識し始めてから、コツコツとお好きなデザインやイメージソースをスケッチブックにコラージュしていたという奥様。「色んな素材を組合せたいと考えていました。コンクリートブロック、木、タイル、鉄…
それぞれ使いたい場所もなんとなく決まっていたのですが、バラバラとした印象にならないようにしたかったんです。あとは黒と木の組合せが好きなので、この家でもそれを散りばめました。」具体的なイメージが頭の中にあったという奥様は、こだわる部分もプロフェッショナル。間取りに関しては元々が壁の少ない構造だったこともあり、それを活かしたプランにしようと考えたそう。「1Fはワンフロアで広々と。悩んだのは2Fですね。元々2Fもワンフロアだったのでむやみに区切ると勿体無いなと思ったんです。でも実用性を考えると有る程度区切った方が使い勝手が良いかもしれないし…」と奥様。「実は決まったプランは奥さんの実家の間取りとほぼ同じなんですよ」とご主人。階段を挟んで左右に寝室と予備室が分かれる間取りです。奥様は全く無意識に生まれ育った実家の間取りを、これからつくる新たな家にも反映していたよう。また、仕事柄もあってか、家に置くものには人一倍気を配られているY夫妻。空間に飾るように置かれるインテリアや小物はどれもこだわりの一品。特に椅子には強いこだわりがありました。そんなY夫妻のお宅にデザイナーから提案したコンセプトは「isuのie」。ほとんど壁を設けない開放的な空間に、心地よい余白を取りながら置かれる椅子や小物。「椅子」ではなく「isu」とすることで、どんなものが置かれるのかイメージに奥行きが与えられます。縦長に広がる玄関には、左右2箇所からLDへとアクセス出来るようなオリジナルの引き戸を設置。引き戸を引いて、最初に目に入る床はヘリンボーン張りで、その後張り方を変えながら奥まで続くデザインです。キッチンはご夫婦共に料理を嗜まれるとのことで、広めのスペースを確保。大きな天板のキッチンは使いやすさもピカイチだとか。後ろのバックカウンターは造作で、壁には奥様こだわりの質感のある白いタイルが一面に張られています。水廻りはパントリーを通して繋がる計画に。約3畳のパントリーは置くものを1つずつきっちりと測り、取り出しやすいサイズを徹底的に分析したというこだわりよう。家のどこを歩いても、もっとこうすれば…というような違和感を感じない、お二人にとって最高の居心地が約束されたプランに仕上がりました。
 nuに決めた理由のひとつが “打合せ回数が無制限”だったと仰っていたお二人。2月から週1回欠かさずに打合せをし、図面が完成したのは約半年後の7月!「約20回は打合せをしましたね。打合せ回数に制限があったらどうなっていたのか考えられません!(笑)」とお二人。毎週の打合せ以外にも、平日は仕事終わりに自宅で図面を引いていたという奥様。造り付けの家具は知人にお願いして作ってもらったといいますが、そのデザインも細かい仕様までお二人で決められたのだとか。作業に追われたその半年間は、ものすごく濃密だったことが想像出来ます。
 ご主人は、洗面とキッチンのタイルがお気に入りだとか。「真冬はツライけど、素足で歩くと気持ちがイイです。無垢のフローリングも足にしっくり馴染んで取り入れて本当に良かった」と。奥様は、土間とリビングを仕切っているガラスの引き戸がお気に入り。コンクリートブロックで壁をつくり、その左右どちらからでもアクセス出来るようになっているデザイン。Yさんの取り入れたかった「黒」「鉄」「ガラス」「コンクリートブロック」を使って異素材の共演が叶ったデザインをご提案。黒格子の部分は、なんとnuの施工事例の中でも一番細く仕上がったのだとか!
「シュッとしすぎないシンプルさを目指していたので、すごくいい感じに出来たと思います!」と一言。
 2Fに繋がる吹き抜け部分も、奥様の好きな木と黒い鉄を合わせたデザインですっきりとまとまっています。妥協せず時間をかけたからこそ、細部まで自分たちのこだわりを詰め込んだイエが完成しました。

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ダイニングスペースと2Fに繋がる階段は、アクセントウォールで仕切った。

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ブリックタイルの質感が楽しめるキッチンの壁は、奥様のこだわりポイント。

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コンクリートブロックと鉄・ガラスを組み合せた、お二人お気に入りの引き戸。

普通を楽しむ幸せ

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早起きも苦じゃない、澄み切った空気が流れる寝室。

「通勤時間が長くなったので朝は早起きになりました。そのため必然的に夜も早く寝るようになったので、とにかく生活が規則正しくなりましたね。」と振り返る奥様。「朝起きると、家中のロールスクリーンや雨戸を開けて回るんです。細かいことですが、そういうことでちゃんと生活しているなーという実感が湧くようになりました。」とにっこり。全て自分たちでつくった自分たちの家だから何でも大事に使おうと思うようになったと語るお二人は本当に幸せそう。休みの日には、スピーカーで好きな音楽をかけてリビングでゆっくりと過ごすことが多いそう。「周辺環境にこだわったこともあって、朝、ウッドデッキに座ってぼーっとしていると、鳥のさえずりが聞こえたり近所の猫も一緒に日向ぼっこをしていたりと、心身ともに気持ちが良い。この日差しが入ってくる感じは、戸建ならではなんじゃないのかなと思っています。」とご主人。お二人のお話の中で特に印象的だったのは、「普通」を楽しむということ。マンションは大きな街の一部に取り込まれて暮らしているような感じがするので、仕事から帰って来てもどこかまだOFFになりきれないところがあるけれど、戸建はONとOFFがすごくつけやすいんです、と。日常の切り替えが普通に出来る暮らしがお二人にはとても合うみたい。今後は庭に何か植えたり、少しずつ手を加えながら暮らしを楽しみたいそう。「庭の木も僕が植えたんですよ!植えろと言われて植えたのに、完成したらナナメになっているからとやり直しを命じられました(笑)」とご主人。そんな仲良しのお二人が、今後も家のあらゆる場所を少しずつ居心地良く変化させていくのだと思うと、こちらも幸せな気持ちになりました。

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