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NATURAL×KITCHEN

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2年前訪れた“彩里(いろり)”という温泉宿。築60年の古民家で手作りの野菜を収穫し、自分達で料理をして、掘りごたつで食べる…。
そんなゆったりとした時間の流れる暮らしに憧れたH夫妻のリノベーションストーリです。
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“いろり”との出会い

神奈川県川崎市。戸建住宅や低層マンションが建ち並ぶ閑静な住宅街の中にH夫妻のお宅があります。
この家に住むのは教育関連の研究をしているご主人と、美術の先生をしている奥様。そんなお二人が家を買うきっかけになったのは2年前に行った伊豆旅行でした。「彩里(いろり)」という築60年の木造平屋に1週間程滞在したH夫妻。その宿では温泉に入れるだけでなく、庭で育てられた野菜を自分達で好きなだけ収穫し、料理して食べることができました。そこでの暮らしがとても気に入ったというお二人は、東京に帰ってからも彩里のことを思い出す度に“のどかな暮らし”への憧れが募っていったと言います。“あの暮らしを再現する方法は無いか?”とH夫妻は一度暮らし方を見直してみることにしました。家について色々調べてみると、このまま賃貸に住み続けるのも、物件を買ってローンを支払っていくのも金額的にはあまり変わらないという事が判明。むしろ物件を購入した方が、月々支払う額は同じでも、彩里のような広い庭やより快適な空間を手に入れられるかもしれないと、思いきって住宅を購入することに決めました。最初は新築も検討していましたが、どの物件も個性が感じられず、また希望のエリアで購入できる物件が見つかりませんでした。それならいっそのこと以前から雑誌で見て気になっていたリノベーションなら自分達好みの空間で暮らせると考え、早速リノベーション会社を探し始めます。物件探しからお願いしたいと考えていたお二人は、物件探しからアフターケアまでワンストップで行うリノベ会社を紹介している「Homeʼs リノベーション」のサイトでいくつか会社をピックアップ。数社の相談会で“このエリアでこんな家を探している”と伝えたところ、その中でも1番エリアや条件をこちらの希望通りに汲み取り、熱心に物件を探してくれたnuでリノベーションすることを決めました。そんなH夫妻の条件は、奥様の職場がある川崎エリアで、彩里のように庭つきの物件であることの2つです。最初は広い庭つきの戸建を探していましたが予算が合わず断念。そんな時nuアドバイザーが提案したのが今お住まいの1階庭付きマンションでした。「庭が33㎡と、とても広かったんです。始めは戸建を検討していましたが、この物件ならマンションでも十分に家庭菜園を楽しめると思いました!」と奥様。希望していた川崎市内の物件であること、また広々とした庭が気に入り、最終的に今お住まいの築20年、61.28㎡の物件を購入しました。

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造作キッチンで奥様が作ってくれた“ズッキーニとにんじんのパウンドケーキ”
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バックカウンター上部にはスウェーデン製の棚を取り付けこだわりの品をディスプレイ。

古民家カフェテリア

お二人の休日の過ごし方はカフェでゆったりすること。
いつも行き先は決めず気になったカフェにふらっと立ち寄るのが好きなんだそう。そんなカフェ好きなお二人は、特にお気に入りだった自由が丘にあるBAKE SHOPや代官山のパンケーキ店TRITON CAFEのように「木を散りばめたナチュラルな空間に住みたい!」。またお菓子づくりが好きな奥様は「カフェのようなキッチンが欲しい!」と初回のデザインミーテイングでは、そんな想いをデザイナーに伝えたと言います。
その思いを汲み取ったデザイナーが提案したのは「NATURAL×KITCHEN」というコンセプト。Hさんに教えてもらったお気に入りのカフェのように木をたっぷりと使いオープンなキッチンをメインにしたお部屋です。
そして完成したのは、ナチュラルで温かい雰囲気の漂う2LDK+WIC。白をベースにしたLDKに入ると中央にあるキッチンが一際目を惹きます。腰壁や天板に木を使用したデザインはとてもやさしい印象です。
また天板は縦幅を90cmと少し長めにとり、カウンターとして使えるように工夫。スツールを置けばまるでカフェのようなスペースが出来上がります。
「キッチンで1番過ごすことが多いので、丁寧に時間をかけてデザインや素材を選びました。最初はキッチンを窓と水平に設置することも考えたんですが、お部屋の中央に持ってきてメインにするというデザイナーの方が提案してくれたプランが気に入ったので今の形にしたんです。」と奥様。
以前から教室に通うほど、お菓子作りが得意な奥様は、習ったレシピをこのキッチンで再現してご主人に振る舞うのが好きなんだそう。いつでもお菓子作りができるようにと、キッチンツールは壁に掛け見せるように収納。その上に合わせたスウェーデン製の棚にはこだわりの品が並びます。
またキッチンには奥様が以前から欲しかったガスオーブンを置き、サイドに設けた棚はオーブンの天板がぴったり入るようにデザインしました。以外と大きく置く場所に困る天板もこれならスッキリと収納できます。お菓子作りが好きな奥様のライフスタイルに合わせて、ミリ単位でデザインを調節出来るのもリノベーションならでは。
そしてキッチンの先に続く、無垢シラカバフローリングを張ったLDにはリノベーション物件には珍しい掘りごたつがあります。実は以前このスペースは和室になっていて、この掘りごたつは既存の部分を活かしたもの。「彩里にも掘りごたつがあったんですよね。掘りごたつに座るとなんだかとても落ち着けるので、あえて残すことにしました。古民家カフェみたいでお気に入りです。」と奥様。また窓枠も既存の物を利用。障子はかわいらしい押し花が入った和紙を奥様がDIYで張り替えたのだそう。カフェのような洋の空間に和の掘りごたつや障子が良いアクセントになっています。
一方ご主人のお気に入りは、廊下を抜けた先にある木の造作本棚。読書やアート本を集めるのが好きなご主人は、よく訪れるという松丸本舗や代官山TSUTAYA書店のように天井まで本がずらっと並んでいる空間に憧れていたと言います。完成した本棚は廊下と寝室を仕切る壁にもなり、また棚板は取付ける高さに変化をつけ、様々なサイズの本を収納できるようにした所がポイントです。「好きなアート本に囲まれながら、ここで眠れることがとっても幸せです!」とご主人。

広々とした庭、木、掘りごたつ、障子…
ナチュラルな雰囲気が漂うお二人のカフェには、古民家の彩里で得た様々な暮らしのアクセントが隠れていました。

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腰壁と天板に木を使用した造作キッチン。スツールを合わせればまるでカフェのようなスペースに。
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掘りごたつは既存のものを利用。障子は奥様が押し花入りの和紙でDIY。

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TSUTAYA書店をイメージして創ったご主人お気に入りの造作本棚。

採って、作って、味わって

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キッチンでおしゃべりをしながらお菓子作りを楽しむH夫妻。
このお家に住み始めてから、家庭菜園にどっぷりはまってしまったというH夫妻。
休みになると、苗を植えたり、手入れをしたりとても忙しいそうですが、手を掛けた野菜の成長がなによりも嬉しいのだそう。最近は種からパクチーを育てているのだとか。「この間マンションで庭の草刈りがあって参加したんです。そしたらみんな自分の畑のことで盛り上がって、畑を介して仲良くなる事ができました。」とお二人。
そんな話をしていると、キッチンからとても美味しそうな香りがしてきます。「良ければどうぞ~。」と言いながら奥様が振る舞ってくれたのは、お庭で獲れた野菜を使ったパウンドケーキとマフィン。H夫妻と一緒にスタッフも奥様お手製のお菓子を頂く事に。
「こうやって庭で獲れた野菜を、キッチンで料理して、この掘りごたつに座って食べている時にすごく幸せを感じるんですよね!まさに2年前に夢に見ていた生活がここにあります。」と嬉しそうに話す奥様。

「彩里」での暮らしを夢見て始まったH夫妻のリノベーション。
あれから2年が経ち、やっと手に入れたこの家はこれからもっとお二人の“思い出の地”に近づいていくことでしょう。

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